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SIMカードって何ですか?どんな種類があるのですか?

(2017/09/25加筆修正しました)

略すとSIM、正確には…

SIMカードとは、Subscriber Identity Module Cardの略です。直訳すると「契約者身元モジュールカード」、つまり契約者の情報が入ったカードということです。テレビで言うB-CASカードのような、中にICチップが入っているプラスチックの薄いカードです。

この中には、端末が通信するために必要な、各契約者に固有のID情報(電話番号を特定するために必要な情報)や、最低限の設定情報などが入っていたりします。

 

SIMカードのサイズは3種類

端末の進歩、小型化に伴い、SIMカードの大きさも少しずつ小さなものになってきています。スマホ端末によって、カード差し込み口の大きさが違いますので、端末(機種)を購入・変更する場合には、説明書やウェブサイトなどで、どの大きさのSIMカードが挿せるかをあらかじめ確認しておく必要があります。

キャリアのショップなどで購入する場合、その場で確認して差し込んでもらえることが多いのでさほど問題はありません。しかしMVNO(格安スマホ)の契約でインターネットから手続する場合など、面前ですべての手続きができないときには、間違えると大変なことになりますので、十分ご注意ください。

  • 標準SIM (25mm x 15mm)
    少し前まではこの形のSIMしかありませんでした。多くの携帯電話や、比較的大型のスマートフォンなどはこの大きさです。ちなみに、テレビのmini B-CASカードもこの大きさです(普通のB-CASカードはクレジットカードと同じ大きさ)。
  • microSIM (15mm x 12mm)
    LTE開始以降~2016年頃までのスマートフォン・タブレットはこの大きさのSIMカードを挿す機種が多いようです(もちろん違うこともあります)。
  • nanoSIM (12.3mm x 8.8mm)
    iPhone5・iPad mini以降の機種ではこちらが主流となってきています。とくにApple社製品の場合は十分気をつけましょう(格安スマホ対応のiPhoneはほぼnanoのようですが)。2017年現在ではごく一部を除いてほぼこの大きさになっているようです。迷ったらこのサイズを選ぶのも一つの手ではあります(理由は後ほど)。

 

サイズが異なる場合はどうする?

機種変更などでサイズの変更が必要な場合は、原則としてSIMカードを再発行して交換することになります。この場合再発行の手数料が必要になったり、データ専用SIM(SMS機能付きも含む)の場合は、解約→新規契約扱いでないと変更できないこともあります。SMS機能付きの場合、このタイミングでSMS用の電話番号が変更になりますので注意が必要です。

SIMカードを小さくする場合(標準→Micro、Micro→nano)だと専用カッターでカットできることもあります。が、一応「3大キャリアからの貸与品」ということになっており、解約時は返却が必要なことが大多数です。また場合によっては失敗することもあり、正直お勧めしません。(理由は別記事で書く予定です)

逆にサイズを大きくしたい場合は、アダプタをつける格好になります。ただし、形状によってはうまく入らなかったり、アダプターが外れて機器の中で引っかかったり、最悪の場合取り出せなくなることもあります。

基本的にはアダプターは使わないに越したことはないのですが、上記のようにカッターで切って失敗するよりは、nanoを選んでアダプターで調整するほうが良いこともあります。例えば。、格安スマホに切り替えるときに現在のスマホ端末を引き続き使いたいけど、どうにも調子が悪い、動きが怪しくて、そのうち端末も買い替えるかも…?とお考えであれば、nanoSIMにアダプターをかませて使うのもありかもしれません。

なおアダプターを使う場合、注意して使わないと最悪の場合端末を壊すこともあります。不用意・不必要な出し入れは極力避け、取扱いには十分ご注意ください。(これも別記事で解説を書く予定です)

 

※しつこいようですが、くれぐれもカードサイズの選定の際は、端末機器の説明書等にて十分ご確認ください。

 

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