ケーブルスマホなど格安SIM・格安スマホに乗り換えたい、スマホデビューしたいという方が増えてきています。
またその中で、これまでガラケーしか使っていなかった、あるいはauやソフトバンクなどの端末の為スマホの流用ができない、といった方も多く、機種選びに悩んでいるという方も少なくないようです。
そこでこの記事では、当サイト管理人が個人的によさそうと思った機種、また現在国内のMVNOで比較的取り扱われている機種をご紹介しておきます。何かのご参考になれば幸いです。
※この記事は長くなりそうなので、随時追加していきます。ご了承ください。
国内メーカー
国内メーカーの特徴としては、日本だけの機能(ワンセグ・おサイフケータイ・緊急地震速報など)の対応率が高いことにあります。必ずしも全部とは限りませんが…
また、修理等の保守拠点も基本的に国内ですし、格安とはいえある程度日本人向けを考慮した対応を行ってくれますので、安心感はあります。海外メーカーだと場合によってはなんでこれで故障を認めない?ということもあるようですので…
多少金額は高くても、安心感を求める方には人気のようです。
初心者の方や機械ものに弱いという方にとっては、機種選びは分からないことだらけでしょうし、将来的な不安要素の一つでもあります。不安要素の大きなものを一つ取り除けるだけでも国内メーカーを選ぶ選択肢としては十分な理由なのではないでしょうか。
ということで、まずは安定の富士通とシャープからご紹介します。いずれもミッドレンジ(中価格帯)ですので、価格的にも手が出しやすく、機能的にも申し分ないものかと思います。
富士通
- arrows M04 (2017/07~) らくらくスマホからの乗り換えにおススメ!
前作M03をそのままコピー引き継いだ国産端末です。新製品のはずなのに中身のスペックがほとんど変わっておらず、本当に新製品なのかと疑わしい面もありますが、ある意味それだけ前作が好評だったということなのでしょう(ということにしておきます)。
とはいえ新製品と銘打つために改善された面もあります。ハンドソープで洗えるのは置いておくとして、私(当サイト管理人)個人が最も注目しているのは「かんたんモード」の存在です。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、ドコモの「らくらくホン/らくらくスマホ」の多くはこの富士通が手掛けてきたこともあり、国内でのSIMフリーのらくらくスマホ需要は一定数あると見込んだのではないでしょうか。
「かんたんモード」に切り替えると、ホーム画面には電話、電話帳、メッセージといった大きめのボタンが並び、下には4カ所まで登録できるワンタッチダイヤルボタンもつけられています。電話帳の文字なども大きめになり、ご年配の方やらくらくスマホからの乗り換えの方でも比較的使いやすいのではないかと思います。
また、前作同様説明書代わりの冊子が同梱されているのもポイントです。MVNO市場での「らくらくスマホ」需要を一気に持っていくのではないかと感じました。
- arrows M03 (2016/07~)
国産現行機種としては機能的にバランスもよく、国内の多くのMVNOでも扱われている端末です。価格の割にはおおよそ全方位的な感じで、良い意味で癖のない機種ではないかと思います。
メモリ2GB/16GB, Android 6.0, カメラ1310万画素, 5インチIPS液晶, 1.2GHzクアッドコアCPU, WiFiは2.4/5GHz両対応, MicroSDXCスロット, au VoLTE対応と、ミッドレンジ機種としては十分な機能がついています。
カラーは白・黒・ピンクの3色展開ですが、楽天モバイル(シャンパンゴールド)とmineo(グリーン)は限定色がそれぞれ用意されています。
個人的には、今時珍しく説明書代わりの冊子が同梱されているのに注目しています。最近は説明書どころかほぼ冊子上のものが入っていない、という電子機器が多い中、それらとともに別に使い方ガイド的な冊子がついてきます。ご年配の方など、使い方がわからないという方でも見ながら操作できるため、地味ながら意外とお勧めできるポイントではないでしょうか。
- arrows M02/RM02 (2015/10~)
- 通常機種のほか、gooスマホ G04 としても売られています。もちろんSIMフリー状態ですので、他のMVNOでも使うことはできます。
- ARROWS M01 (2014/11~)
シャープ
- AQUOS sense lite SH-M05 (2017/12~)
前作同様、シャープ自慢の5インチIGZO液晶で省エネタイプ。ただし解像度がフルHD(1920×1080)と改善しています。またメモリも3GB/32GBとこれまたアップしており、ライバル機種のarrows M04に一歩差をつけた形となっています。
その他のスペックとしては前作のSH-M04とほぼ同じですが、重さが11g、縦横が1ミリほど増えています。とはいえあまり大差はないと思いますが…
その他ワンセグやWiFiの5GHzが非対応という部分も前作同様で、arrowsと比べると悩ましいところです。
カラーは白・黒・ゴールドの3色展開となっています。
- AQUOS SH-M04/SH-M04-A (2016/12~)
型番が2つありますが、-AのほうにはACアダプタが付属しており、前者のほうにはありません。特徴としてはシャープだけに5インチIGZO液晶で省エネタイプなのが一番でしょうか。
主なスペックとしては、メモリ2GB/16GB, Android 6.0, カメラ1310万画素, 1.4GHz+1.1GHzクアッドコアCPU, MicroSDXCスロット, au VoLTE対応となっています。arrows M03の対抗機種とも言われており、価格帯は近いのですが、違いとしてはワンセグがない、WiFiが2.4GHzのみ、と若干総合力は負けてる気がします。公式のスペック表も情報が足りないところがあるようです。
カラーは白・ネイビーの2色展開ですが、楽天モバイルのみ限定色(赤)が用意されています。
- AQUOS mini SH-M03 (2016/7~)
- AQUOS SH-M02/RM02 (2015)
この機種は、型番としては数字が2つ前になるのですが、スペック等から考えると実質的にM04の一つ前の機種にあたります。少し前まではMVNO各社でもよく出ていたように思います。 - AQUOS SH-M01 (2014)
海外メーカー
海外メーカーの特徴といえば、やはり機種が多いこと。長くガラケー文化が続き、スマホの発展に若干乗り遅れた感のある国内メーカーに対し、積極的に新製品の開発が続けられているように感じます。
ただし多くはグローバルモデルを日本語に対応したものというのが多いようで、おサイフケータイや緊急地震速報、ワンセグテレビなど、日本独自の機能には対応しない機種が大部分です。それらの代替手段を見つけられれば選択肢は広がると思います。
また、国内メーカーでは出せないスペックと価格のバランスが取れた、お手頃価格な機種が多いのも海外メーカーならではです。それなりの性能で良い、と割り切れば2~3万円台で買える機種も増えてきており、スマホ初心者にも格安スマホを勧めやすい条件が整ってきているように感じます。
気になるアフターサービスですが、メーカーによっては日本国内にも修理拠点を作ったりとサービス向上を進めているところもあり、海外メーカーだからと躊躇する理由は少しずつ減ってきているのではないでしょうか?
モトローラ (レノボ)
モトローラといえばもともと無線機メーカーとして有名なところで、日本国内でも古くから使われてきたのでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。時代の流れか、中国レノボに買収されてしまいましたが、ブランドはそのまま残り、エッジのきいた機種も作っています。
- Moto G5 plus
数ある機種の中から、しかもG5無印でなくG5 plusを選んでみました。理由はいくつかあるのですが、執筆時点でDSDSに対応しているのはplusのみということが大きな理由です。
さてこの機種ですが、この後に出てくるG4 plusと同様、DSDS対応かつSDカードスロットがSIMスロットと独立しているため、ドコモのかけ放題と格安SIMのデータ通信の良いとこどりをしつつ、SDカードも同時に使えるという、両方を満たしたい方には現時点では唯一(唯二?)の選択肢となっています。
メモリもRAM 4GB/ROM 32GBと、格安スマホで扱われる機種の中では比較的多めで、余裕を持って使えるのではないかと思います。さらにメモリ容量としては先ほども出てきたようにSDカードが別に使えますので、写真や音楽などはSDカードに入れて使うと、かなり快適なのではないでしょうか。
一つ残念なのはG4 plus同様コンパスがついていないことで、ポケモンGoやカーナビアプリなどでは向きがわからないのがつらいところです。これがなければ一押しにしたいところなのですが… - Moto G4 plus
上に出てきたG5 plusの一世代前の機種です。
大きな違いはサイズで、G5 plusが5.2インチなのに対し、G4 plusは5.5インチと逆に大きくなっています。女性などあまり大きいのが苦手な方にはG5 plus、年配の方など画面が少しでも大きいほうが良いという方にはG4 plusというのもありかもしれません。
こちらはメモリがRAM 3GB/ROM 32GBとなっていますが、それでも他の機種よりは使いやすいのではないでしょうか。
もちろん、G5 plus同様DSDS対応かつSDカードスロットが独立しています。生産も終了し値段も下がってきていますので、ご興味のあられる方は在庫が残っている今のうちにどうぞ。 - Moto Z2 play
これはちょっとマニアックな機種なのですが、コンセプトが面白いのでご紹介しておきます。
Moto Modsという、組み合わせられるオプションユニットが豊富なのがこのシリーズ。10倍工学ズーム付きのカメラ、JBLのスピーカー、最大70インチのプロジェクタなど、今後も様々なユニットが増える予定とのこと。
単体ではなく、むしろ組み合わせて使うのが前提、という珍しいタイプのスマホです。お値段もちょっと張るのですが、おそらく私も含めてガジェット好きな皆様にはビビッとくるのではないでしょうか? - Moto X4
これは私(当サイト管理人)の趣味も入ってますが、案外レアかもしれないと思ったのでご紹介しておきます。
この機種はSIMフリーでは数少ないFMラジオが内蔵された端末です。今はRadikoなどインターネット通信でラジオ番組が聞けるようになったためラジオの電波そのものを使って聞くという方も減っているようですが、災害時などはインターネット通信は使えない可能性があります。その時には端末そのものにラジオ機能があったほうが役に立つと思われます。
その他、随時追加予定です。
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