SIMロックとは何ですか?

なぜロックする必要があったの?

いわゆる「SIMフリー」と呼ばれる端末以外で、国内で販売されている携帯電話(スマホ・タブレット含む)端末は、各携帯キャリアから発売されているものです。

これまで、携帯キャリアは機種代を割り引いたり無料同然で販売する代わりに、他の携帯キャリアへ乗り換えられないようにいろんな縛りをかけてきました。2年間の契約縛りもそうですが(最近になってようやく更新手続きできる月が2か月に増えましたね)、携帯端末そのものに対しても、挿せるSIMカードの種類について制限をかけ、SIMカードの入れ替えによる他社への流出を禁じたのです。これが「SIMロック」と呼ばれるものです。

 

ロックがかかってない端末って?

逆に「SIMフリー」の端末は、その制限がかっていませんから、端末が対応する範囲内においてはどの携帯キャリアのSIMカードを挿しても使うことができます。これは国内のみならず、海外でも同様です。

海外に行くと、空港や街中などで「プリペイドSIM」というものが販売されています。多くの場合、何千円分かの金額を前払いすると、1週間~数カ月程度で使 い捨てのSIMカードを買うことができます。使い捨て、とはいっても、国や契約によってはお金を払い続ければ使い続けられます(例えば30日とか90日に1度チャージし続けると有効期間が延長されるなど)。それで、旅行客や留学生などはこれを使って現地の安い料金で通話・通信を楽しむことができます。
※ちなみに、国内でも訪日外国人向けに同様のプリペイドSIMが発売される時代になりました…東京オリンピック前に少しは前進した、と言えるでしょうか?

プリペイドSIMは海外では割と当たり前なのですが、日本ではまず携帯電話の通信方式が海外で多数派のGSMではなくPDCという特殊な方式だったこと(FOMA以降はW-CDMAという世界標準になり改善されましたが、それでもLTE開始まではauだけはCDMA2000という異なる規格でした。いまでも3G契約は残っています)、またプリペイドの携帯電話が犯罪に使われることが多発したこともあり、プリペイド携帯がプリペイドSIM販売まで行くことはありませんでした(むしろ購入時に身分証明が必要になるなど規制が強化されました)。キャリアの囲い込み戦略などもあり、日本ではポストペイド(毎月契約)が一般的となっています。SIMといっても日本で生活している限りピンとこない方が多いのはそのためです(入れ替えて使うという発想自体がないのです)。

 

MVNOの普及で流れが変わった

MVNOが普及するにつれて、 SIMカードを入れ替えて使う、という考え方が少しずつではありますが広がってきています。総務省でもSIMロック解除の議論が進み、2015年5月より、購入よりおよそ半年後に原則SIMロック解除すること、となりました(一部機種を除く)。そうすれば、特にiPhoneのような多キャリア対応の端末を使っている方を中心に、いろんな携帯キャリアを自由に乗り換えて使う、という考え方が一般的になるかもしれません。

ただし、MVNOには通話定額が卸されていないため、通話も含めてMVNOへの移行が進むにはまだ ハードルは高いです。とはいえ、通話料を安くする方法はありますし、そもそもスマホの使用料で最も高いのはパケット通信部分ですから、ここを安くあげることで総合的に安くなる方は決して少なくないと思っています。

 

(2017/02/01追記)

MVNOでも通話定額がはじまった

前項でMVNOには通話定額が卸されていない、と書いていました。実はその状況はいまだに変わっていません。

しかし、キャリアから顧客を奪うためにはやはり通話定額の存在が欠かせない、という思惑はどのMVNOも持っているようで、MVNOが独自で通話定額を開始するケースが増えてきました。

ただしいわゆる「カケホーダイライト」相当の5分、あるいは1分・3分間以内の通話がかけ放題、というタイプで、3大キャリア同様の無制限かけ放題はありません。さすがにそこまですると赤字になりかねないということなのでしょう。
→と思っていたら、なんと楽天モバイルがフル通話定額を始めたようです…

とはいえ、そう長く電話することも多くないでしょうし、若い人になればなるほどLINEなどの無料通話アプリを使うことが多いかと思います。そう考えれば、5分定額でも案外十分なのかもしれません。

通話定額が本当に必要なのかどうかは、また別の記事に起こして考えてみたいと思います。→記事を書きました!こちらもぜひご覧ください。

 

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