ケーブルスマホ・MVNOに加入するかどうか迷っています。何を基準にすればよいですか?

一番重要なのは、大手携帯キャリアで行われているようなほとんどのサービスが受けられないことです。手厚いサポートや、(囲い込みのための)各種割引サービスを期待されているなら、今の携帯キャリアのままのほうが良いでしょう。
どうしても最新のiPhoneが使いたいんだ!!というご希望などでは、au以外の携帯キャリアを使われている場合は、家族全員でauに乗り換えてauスマートバリューを適用させたほうが安くなる場合もあります。
※ケーブルテレビ局の中には、auと提携しauスマートバリューの適用が可能な場合があります。テレビとインターネット、あるいはインターネットとケーブルプラス電話(固定電話)といった組み合わせ(局によって異なります)を満たせば割引になります。

例えば、MVNOだと以下のような割引サービスはありません。

  • 家族割・家族間通話無料…そもそもMVNOには無料通話という概念はありません。パケット通信量の範囲内でLINEやskype、050plusなどのアプリを使う必要があります。但し、長時間使うとパケット通信料の制限にかかりますので、長くなりそうな場合やテレビ電話っぽく使いたい場合には、WiFi接続時に使うことをお勧めします。
  • 毎月割・機種購入金額補填…MVNOの端末は、皆さんがすでにお持ちのDoCoMo用端末を流用するか、(auなどは特に手持ちの端末が使用できないため)別途SIMフリーの端末を用意する必要があります。大手携帯キャリアでの契約では、端末代を月々(24ヶ月など)で分割支払いした上、毎月の料金を同額程度割り引くことで端末代が実質無料になることも多いのですが、MVNOの場合は月額料金を低価格にしているため、そもそも割引の原資がありません。逆に言えば、割り切って端末を別に購入したほうが、合計では安くなる可能性もあります。MVNOの中には端末もセット販売している(しかも補償が付けられる場合もある)ところがあるので、その場合はそれも選択肢としては良い条件になると思います。
  • 通話定額(かけ放題)・通話料込みプラン…ガラケーからの乗換の場合は特に引っかかる部分です。これはMVNOに限らないですが、最近は大手携帯キャリアは「かけ放題プラン」が中心になってきているので、通話料が青天井になるMVNOは音声通話のヘビーユーザーにとってはあまり魅力的ではないでしょう。場合に よっては、通話はガラケーでかけ放題を残し、データ通信(インターネット)だけMVNOで使用する「2台持ち」のほうが良いかもしれません。しかしこれも逆に考えれば、LINE以外はほとんど使わない、そもそも通話をほとんどしない、月間の通話時間が数十分以下、ということであれば、かけ放題にするほうが逆に損することもあります。かえって通話料を必要な分払ったほうが安上がりになったり、それもアプリの利用で半額程度でかけられるものもありますので、活用するとかなり安くあがる可能性があります。
  • パケット定額…最近は大手携帯キャリアもパケット通信料収入を増やすために、細かく月間通信量にあわせたパケット料金の設定を行っています。MVNOもそれに似ていますが、通信量に対する単価を考えるとMVNOの料金は破格といっても良いくらいです。これをうまく利用することで、大手キャリアの数分の一の金額で済ませられることも少なくありません。最近は10GB以上の大容量のデータ通信ができ、さらにそれを家族でシェア(共有)できるMVNOも増えてきました。逆に低速だけど月間の通信量制限がない、といったユニークなMVNOもあります。ちなみにケーブルスマホの場合は3GB、5GB、10GBあたりのサービスが中心のようです。

つまり、割引で安くなっているように見えるけど、分解してみるとその原資は誰が払ってるの?と考えると、実は大手キャリアの料金はそんなに安いわけではない、ということがよくわかります。

なお、月間通信量は各携帯キャリアのお客さまサポートウェブサイトより確認することができますので、一度1ヶ月でどれくらいの通信を行ったのかを確認しておいたほうが良いでしょう。

繰り返しになりますが、基本的には、MVNOサービスは比較的ライトユーザーかつ中級者以上向けのサービスです。(但し前述のように「2台持ち」で大きな恩恵を受けられる可能性はあります)
ただし、ケーブルスマホの場合は前の記事で書いたように、初心者よりの方にも使いやすい条件がそろってきていますので、現在のスマホの金額にうんざりしている方は、ぜひお近くのケーブルテレビ局へ相談してみてはいかがでしょうか。

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