STB特有のエラーメッセージ
デジタルSTB(多チャンネルチューナー)をつけて放送を視聴している場合、市販のテレビでは見られないようなエラーメッセージが表示されることがあります。
これは、デジタルSTBはケーブルテレビ専用の機器であるため、ケーブルテレビだけにしかない機能や、ケーブルテレビ局からの機器制御などに必要な信号を受け取ったりする必要があるため、それらの機能に対応したメッセージを出す必要があるからと思われます。
CASの有効期限とは?
CATV(CS)チャンネルを見ようとしたとき、以下のようなメッセージが出る場合があります。
- CAS有効期限の更新が必要です。ご加入のケーブルテレビ局へ連絡してください。(8902) (E205)
- E205:契約期限切れ
デジタルSTBの中にはB-CASカードとC-CASカードの2枚のカードが入っていて、それぞれ地デジ・BSと、CATV(CS)チャンネルの視聴制御を行っています。
このうち、C-CASカードについては、時々ケーブル局からの信号を受信して、視聴契約の情報を更新するようになっているようです。
その為、ケーブル局からの信号が何らかの理由で受信できない状態が続くと、契約情報が更新できないので、有効期限が切れた時点でこのエラーが発生するようです。
B-CASカードではこの手の話を聞かないので、おそらくC-CASカードだけの機能なのでしょう。
(2017/08/01追記)
B-CASカードでも同様の症状が発生するようです。詳細は以下の記事をご覧ください。
(追記終わり)
解決・回避する方法は?
このメッセージが表示されてしまったら、契約中のケーブルテレビ局に連絡して対応してもらうしかありません。利用者側で何かできることはありません。なお対応中はSTBの電源が入っている状態でないといけないようですので、テレビの前にいる状態で電話しましょう。
またこのメッセージが出ないようにするためには以下の点に注意が必要です。
- 長くCS(CATV)チャンネルを視聴しない、という状態を作らない
…何日かに1度でも良いので定期的に視聴してください。 - 視聴しないときにSTBのコンセントを抜いたり、スイッチ付きのタップで電源を切ったりしない
- 逆に、STBの電源を入れっぱなしにすることもやめる
…視聴しないとき(就寝時)などはリモコンで電源を切って待機状態にしておきましょう。
これに限らず、デジタルのテレビは電源を切った(待機状態の)時に、裏で番組表を受信したり、機器の不具合を修正するプログラムを受信したり、今回のような契約の信号を受信したりします。
上記の3点は地デジだけのテレビにも通じるところがありますので、覚えておくとよいかと思います。
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