地デジ/BS視聴時に出てくるが…
別の記事でも書いていますが、デジタルSTB(多チャンネルチューナー)では、市販のテレビ・チューナー等では表示されないようなエラーメッセージがいくつかあります。
この記事でご案内しているエラーメッセージは、STBを使用してBSデジタル視聴時に出てくるもので、真っ暗な画面の中に以下のような表示が出てきます。
- ご契約の内容を確認しています。しばらくお待ちください。
- このチャンネルは視聴条件によりご覧頂けません(E207) (E205の場合もあり)
- ご契約条件により視聴できません。 ご加入のケーブルテレビ局へ連絡してください。(E208)
なぜ表示される?
デジタルSTBは、基本的にケーブルテレビの契約がないと視聴できない機器になっています。つまり、契約が切れてしまった場合には映らないように設計されているわけです。
CSチャンネルを映すためのC-CASカードでのエラー表示については以前の記事でご紹介しました。
BSについてもどうやら例外ではないようで、B-CASカードとSTBについてはチェックが行われているようで、同様にケーブル局からの信号を時々受信していないと動きが止まるようです。
※つまり、買取などで手元に残ったSTBがあったとして、単なる地デジ・BSチューナーとして利用していた場合、契約していたCATVのエリア外に転居してしまったりすると、ある日突然映らなくなることがあり得る、ということです…
ですから、オークションやフリマアプリなどでSTBが売られていたとしても、手を出さないほうが賢明です。むしろたまにレンタル品のはずのものが売られていることもある(ケーブル局より返却を求められる可能性がある)ようですので、危機管理的にはお勧めいたしません。
解決・回避する方法は?
解決のためには、そのSTBの契約をされているケーブルテレビ局の放送が視聴できる状態であることが必要です。(理由は上記の通り)
その上で、まず自力で試す方法としては以下のようになります。
- STBのリモコンを用意します。
- STBの電源を入れ、「BS」ボタン→「3」の順に押し、チャンネルをBS103ch(NHK BSプレミアム)にあわせます。
- 画面にメッセージが表示されている状態かとは思いますが、そのまま5~10分程度そのままにしておきます。
- 10分程度経過したら、STBのリモコンを使ってSTBの電源を切ります。その際、STB本体の電源ランプが赤色もしくは橙色になったことを確認してください。
- そのまま15分程度待ちます。この時、絶対にコンセントを抜いたりせず、STB本体の電源ランプが赤または橙色である状態にしておいてください。(橙色→赤色に変化する場合があります)
- 15分程度経過したら、STBの電源を入れ、映りが回復しているかどうか確認してください。
もしこれでも回復しない場合は、ご契約中のケーブルテレビ局にご相談ください。その際は必ずテレビの前にいる状態で電話してください。
予防方法は?
以前のC-CASカードの場合と同様ですが、このメッセージが出ないようにするためには以下の点に注意が必要です。
- 長くチャンネルを視聴しない、という状態を作らない
…何日かに1度でも良いので定期的に視聴してください。 - 視聴しないときにSTBのコンセントを抜いたり、スイッチ付きのタップで電源を切ったりしない
- 逆に、STBの電源を入れっぱなしにすることもやめる
…視聴しないとき(就寝時)などはリモコンで電源を切って待機状態にしておきましょう。
これに限らず、デジタルのテレビは電源を切った(待機状態の)時に、裏で番組表を受信したり、機器の不具合を修正するプログラムを受信したり、今回のような契約の信号を受信したりします。
上記の3点は地デジだけのテレビにも通じるところがありますので、覚えておくとよいかと思います。
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