警告メールが来ました!
今回は、「WiFiルータのファームウェアを更新しないとどうなるか」という事例です。
この方は、ずいぶん前にLogitec社の無線LAN(WiFi)ルータを購入し、ファームウェアのアップデートなどは全く行わず、買ったときのままの状態で使っていたようです。
そんな彼にある日、警告のメールが届きました。
内容は、彼の家からいろんなところに不正アクセスの通信が行われていて、海外から英語で警告のメールが届いた、とのこと。
彼自身には全く身に覚えがなく、パソコンの知識もあまりなかったことから、私にヘルプ要請がありました。
早速訪問してみたところ、確かにWiFiにつながる機器を全て切っても、やたらケーブルモデムが通信を行っている様子(モデムLAN側のランプが点滅するのでわかります)。
公的機関より告知も出ています
実はこの件、11月ごろから被害が急増しているようです。
そのため、12/19に警察庁といった国の機関をはじめ、各団体より告知が出ています。代表として警察庁へのリンクを張っておきますので、参考になさってください。
またルータの販売元であるロジテック社からも再度の告知が出ています。
今後年末年始にかけてさらに被害の拡大も予想されますので、該当される可能性がある方は、早急な確認をお勧めします。
ファームウェアを更新してみました
早速ルータの本体を調べたところ、彼の持っていたルータの型番はLAN-W300N/DRで、シリアルナンバーの末尾に「B」の文字がありました。
ブラウザを開きルータの設定画面を確認したところ、このルータのファームウェアはバージョン2.08でした。
型番をもとに、Logitec社のウェブサイトから型番を検索します。
ファームウェアの欄をクリックします。
最新バージョンは2.14のようです。一番下にあるexeファイルをクリックします。
ダウンロード確認の画面が出ますので、一番下の「許諾書に同意してダウンロードする」のバナーをクリックします。
ダウンロードした実行ファイルをダブルクリックします。インストーラーが動き出しますので、「インストール」ボタンをクリックします。
解凍が終了したら、インストーラーの次の画面が表示されます。バージョンを確認して「OK」ボタンをクリックします。
※以降は画面をスマホ撮影したものを使用しています。見づらくて申し訳ございません。
再度確認の画面が出てきます。現在のバージョンと新しいバージョンを確認し、「OK」ボタンをクリックします。
アップデートが終わるまでしばらく待ちましょう。
終了した旨の画面が出ますので、「OK」ボタンをクリックします。
更新された内容が表示されます。意味が分からない方はそのまま右上の「×」印をクリックして閉じていただいてもかまいません。
これで作業自体は完了ですが、念のためルータの設定画面を再度開き、バージョンが本当に新しくなったかどうかを確認してみました。
ちゃんと更新されているようです。
これで一安心…と言いたいところですが、このルータも既に修理対応期間が終了しており、ファームウェアもここ何年か更新されていません。次に何かあった場合は買い替えを考えたほうが良いでしょうね、とアドバイスしておきました。
パスワードも変更しておきましょう
この問題と直接の関係はありませんが、ルータつながりでもう一つ注意喚起です。
スマホなどを乗っ取られたあとに、ルータの設定画面に入り込まれて乗っ取られる、といった事例もあります。この際、ルータの設定画面に入るためのパスワードが工場出荷時のままだと、これまた乗っ取られる原因になります。
以下の記事に解説を載せていますので、こちらも同時の対策をお勧めします。
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