※該当範囲が思ったより広そうで、解決方法をご存じない方も多そうなのでお知らせしておきます。
このソフトは何?
ZEROスーパーセキュリティとは、ソースネクスト社が発売しているセキュリティ対策ソフトで、更新料がいらないウイルス対策ソフトのシリーズとして発売されています。中身はBitdefender社のもののよう(英語版と同じデザインのよう)ですので、以前の水色のシリーズよりは検出率はよくなっているのではないでしょうか。
どんな症状になる?
症状としては、タイトルにも書いたように
- Microsoft Office (Word / Excel / Outlook)が「起動しない」
というのが公式の発表のようですが、伝え聞いた話では、
- Officeは起動するが、ファイルが保存できない
のような症状も見られるようです。
そもそも問題の背景にあるのは…
さて、なぜこのような状況になっているかということですが。
最近「ランサムウェア」「身代金要求ウイルス」などの言葉やニュース報道などを聞いたことはありませんか?
ウイルス感染によって、パソコンの中のファイルがすべて暗号化されてしまい、お金(身代金)を支払わないとファイルが全く使えない、という非常に迷惑極まりないウイルスが流行っています。
で、これに対抗するために、ウイルス対策ソフト側は「勝手にファイルを暗号化される前に、ファイルを触れないように防御してしまえば良いのでは?」と考えたわけですね。そこで、許可されたソフト以外はファイルを開けないようにしたのです。これを「身代金ウイルス防御機能」と呼んでいるようです。
「身代金ウイルス防御機能」で守る
正規ではないソフトウェアがドキュメントフォルダなどにアクセスすると、この動きを検知・ブロックします。
(メーカー公式サイトの説明文より抜粋)
防御が強すぎると…
ところが、この「身代金要求ウイルス」に対抗するための機能が効きすぎたらしいのですね。強力にガードしようとしてしまったあまり、そのファイルを開くための正規のソフトウェアまでガードしてしまったわけです。
それで、例えば「Wordのファイルを編集したいのに、Wordが立ち上がらない」みたいな症状になってしまった、ということなんですね。
まぁ、ガードがゆるゆるなのに比べれば確かに強力なのはありがたいのですが、本当に開きたいときに開けないのはやっぱり困ります。
対策方法は?
公式サイトでは、今回のOfficeに限らず、同じような症状が出た場合にはこの「身代金要求ウイルス防御機能」の設定を変更し、該当するソフトウェア(アプリ)を動作対象から除外するように、と指示しています。
以下にメーカーのFAQへリンクしておきますので、該当する方はお試しになってはいかがでしょうか。
上記の方法でもうまくいかない場合、またOffice以外のソフトで同じような状況になった場合は、別の機能で引っかかっている可能性も考えられます。以下に別のメーカー公式FAQへリンクしておきますので、うまくいかなければこちらの方法もお試しになってはいかがでしょうか。
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