確実なのは「ドコモ版」か「SIMフリー版」
お気に入りのiPhoneをそのまま格安SIM・ケーブルスマホでも使えたら…という方も多いと思います。
iPhoneに限らず、ケーブルスマホ・MVNOの多くはNTTドコモのMVNOになっています。
中にはmineoやIIJmio(Aタイプ)のようにauのMVNOとしても使えるところ、また日本通信のようにソフトバンクのSIMを売り出したところもありますが…。
やはり大部分はドコモのMVNOですので、ドコモの周波数(電波)が使える必要があります。
ですので、ドコモで販売された端末もしくは、ドコモの電波が使えるSIMフリー版の端末のいずれかであれば、まず使える可能性が高いです。
au版・ソフトバンク版では使えない?
しかし、au版・ソフトバンク版の端末が全く使えない訳ではありません。
実は、「iPhone6s」以降に発売された端末は、日本国内でのモデルが共通化されています。そのため、契約から180日100日経っていれば、SIMロック解除という作業を行うことで、MVNOなど他社回線でも使えるようになっています。
※なお、SIMロック解除は各キャリアで条件が異なりますので注意が必要です。
- 3大キャリアで購入した端末のSIMロックを解除する方法(執筆中)
SIMロック解除で使えるiPhoneは?
本稿執筆時点(2017/05/01)では、以下の機種が対象です。
- iPhone 6s (モデル A1688)
- iPhone 6s plus (モデル A1687)
- iPhone SE (モデル A1723)
- iPhone 7 (モデル A1779)
- iPhone 7 plus (モデル A1785)
SIMロック解除義務化以前の古い機種は?
SIMロック解除が義務化される以前の古いiPhoneについてはどうでしょう。
au版 iPhone 5s/6/6plusについては、auのMVNO(mineoなど)で使える可能性も残されています。(5c以前は動かないという報告もあり…)
ソフトバンク版iPhoneは使えるMVNOが少なく、動作確認については未知数です(もちろん可能性はあります)。
注意するべき点は?
ほとんどの場合、持ち込み端末の扱いになりますので、MVNO側での動作保証はありません。主要なMVNOでは動作確認済み端末としてリストアップされているところもありますので、そちらを参考にしていただくこと、ただし最後は自己責任になります。
場合によってはテザリングができない(動作未確認)といったこともあるようです。
(※2017/10/30追記: とはいえ、ドコモ系のMVNOを利用する場合、上記SIMロック解除した(iPhone 6s以降の)端末であれば、もともとのキャリアにかかわらずテザリングは利用できるようです。au系のMVNOの場合、UQ Mobile以外はテザリングは利用できないという話もあります。ソフトバンク系の場合はほぼ無理のようです)
また、データ専用SIM(SMS機能無し)の場合、アンテナピクトが表示されないというMVNOならではの症状が出る場合もありますが、MVNOによってはSMS機能付きSIMだと解消する、という報告もあるようです。
またSIMロック解除の際に、一旦iTunesでPCにバックアップ→iPhoneの消去(初期化)→復元の作業を行うか、異なるキャリアのSIMを挿す作業が必要になるという情報もあります。これは公式ページにも掲載されていますのでご一読をお勧めします。
なおSIMロック解除自体は契約後180日以降で可能ですが、保証プログラムを月額払いしている場合にはMNPの際に解除される(=その時点で保証がなくなる)ので注意が必要です。今後購入される方は、購入時の一括払いにされたほうが賢明かもしれません。
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