知人から相談を受けていた事例ですが、私の手元にも届きました。気になりますのでお知らせします。
実在するアドレスを騙った迷惑メール(というよりウイルス付きメール)が出回っているようです。
私の手元に届いたのは、差出人が某宅配便会社のもの、しかも件名が「商品お届けのご案内」でした。
幸いにしてウイルス対策ソフトが検出して削除してくれましたので大事には至りませんでしたが、ウイルス対策ソフトが入っていなかったり、更新されていなかったり、メール受信に対応していないタイプのものだとそのまま受信トレイに入ってしまう可能性があります。
確実に相手から添付ファイルが届くことがわかっている場合でも、念のため開く際はウイルス対策ソフトにかけて開くなど、十分にご注意ください。
特に、zipファイルなど圧縮してあるものは注意してください。また、.exeや.bat、.vbsなどで終わっているファイルは、相手からのメール以外での指示がない限り開かないようにすることをお勧めします。
※.exeなど、.「ドット」で始まる最後の数文字のことを「拡張子」といいます。長い空白のあとに突然現れる場合などもあるので、ぱっと見て見えない場合はさらに要注意!
また、ウイルス対策ソフトは常に最新版を使用し、ウイルス定義ファイル(ウイルスの情報が入っているファイル)も可能な限り最新の状態にしておくことをお勧めします。
※2016/07/05追記
今日もまたメールが届きました。なんと、加入しているプロバイダのドメインを騙ったものでした。知り合いにはそのアドレスを使っている人が居なかったので即ウイルスメールだと確信しました。
- 件名:Scanned image
- 本文:Image data has been attached to this email.
- 添付ファイル:Wordのファイル(.docm)
この.docmというファイルは、マクロ機能を使うものです。見た目はWordファイルですが、Wordの中からパソコンの文書以外の操作ができる、つまり最悪ファイルが消されたり盗まれたりする可能性があります(感染の恐れがあるため中身は見てませんので、断言はできませんが…)。
見た目はWord、Excelなどのファイルでも、開くとマクロ機能を悪用してウイルス感染する可能性が高いです。確実に送られてくることがわかっているもの以外は原則開かない、くらいに考えるのが良いと思います。